政府は、ローマ字表記の基本ルールを、従来の「訓令式」から、実務で広く用いられているヘボン式を基本とする形へ変更する方針を示しました。国の告示としては約70年ぶりの改定となります。
これまで国の基準では「し=si」「つ=tu」とされていましたが、現場では「shi」「tsu」が定着しています。
今回の見直しは、実態と制度の乖離を是正するものといえます。
税務・会計・法務の実務において、個人名や法人名のローマ字表記を直ちに変更する必要はありません。
告示でも、当事者の意思や既存の表記を尊重するとされています。
今後は行政データベース、海外向け契約書・申請書、国際相続・国際取引などの場面で、ローマ字表記の統一性がより重視される可能性があります。
表記の不一致は、別人・別法人と誤認されるリスクにつながるため、注意が必要です。
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