オリオン税理士法人
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中小企業の銀行融資


中小企業の資金調達には、大まかに融資、社債、出資、助成金・補助金があげられます。

最近、クライアント様から銀行融資について多くのご相談を受けるのでまとめてみました。
銀行融資には大きく分けて信用保証協会付き融資とプロパー融資があります。

信用保証協会は、中小企業が銀行から融資を受ける際に債務の保証をしてくれる公的機関です。

信用保証協会付き融資とは、企業が信用保証協会に保証料を払って保証してもらい銀行から融資を受ける融資のことです。

一方、プロパー融資とは、企業が信用保証協会に保証をしてもらわず、銀行から直接融資を受ける融資のことです。もし返済ができなくなった場合、信用保証協会が銀行に代位弁済してくれ、企業は信用保証協会へ返済していくことになります。

なお、日本政策金融公庫は、日本政府が100%出資した金融機関であり、保証人をつけずに低い金利で融資を受けることができプロパー融資と同様です。

創業期の企業がプロパー融資を受けることはほぼ難しいので、日本政策金融公庫からの融資は有効活用してください。

2つの融資のメリット・デメリット
信用保証協会付き融資
メリット
・プロパー融資より審査が厳しくない。
・保証人や担保が不要。
・返済期間が長い。

デメリット
・保証一般枠が8,000万までと上限がある。
・金利が高い。
・保証料を支払う必要がある。

プロパー融資
メリット
・保証料を支払う必要がない。
・融資限度額がない。
・金利が低い。
・信用力があがる。

デメリット
・審査が非常に厳しい。
実績のある企業で初めての場合、1~2ヵ月くらいかかる。
・返済期間が短い。

なお、融資には経営者の連帯保証の提供が求められますが、2024年3月より一定の要件を満たせば、保証料を上乗せすることにより経営者保証が不要となる信用保証制度の申し込みが開始されております。
経営者保証がネックになって融資の妨げになっている場合は検討してもいいかもしれません。


銀行は、当たり前のように保証協会融資を進めてきます。業績の良くない企業の場合は保証協会付き融資も有効だと思います。業績の良い企業の場合はプロパー融資を受けられるよう交渉していくべきでしょう。プロパー融資の実績をつくることで他の金融機関からのプロパー融資も受けやすくなるかと思います。もしもの時に備え保証協会付融資の枠を残しておくのも重要ではないでしょうか。

ビッキー

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